今回は簿記検定についてご紹介したいと思います。
日商簿記検定といえば、資格試験の中でも人気の資格のうちのひとつです。
資格の専門学校であるTACでは、なんと1位を獲得するほどの人気資格。
それではなぜ、簿記検定は数多くある資格試験の中でも人気があるのでしょうか?
人気の理由と、私が実際に簿記3級を取得するまでの勉強法などをご紹介していきます。
なぜ簿記検定は人気なの?
簿記検定と言えば、一般的には日本商工会議所主催の簿記検定試験のことを指します。
3級2級は、6・11・2月 の年3回
1級は、6・11月 の年2回
受験のチャンスがあります。
また、下記は直近9回分(2018年4月時点)の試験の平均受験者数・合格者数と合格率です。
受験者数平均 | 合格者平均 | 合格率 | |
1級 | 8,722 | 801 | 9.2% |
2級 | 53,226 | 12,588 | 23.6% |
3級 | 84,421 | 34,695 | 41.1% |
1級となると、合格率から見ても1割の人しか受からない難しい試験という印象となりますが、2級3級となれば、受験者数も多く合格もしやすい検定という位置づけになるかと思います。
(近年の2級は難しくなっているという話もありますが…)
3級を例に挙げると、4割の人が受かる試験なので、きちんとやるべきことをこなした人であれば受かる試験かと思います。
簿記を持っていると就職・転職に役立つ
これまで何度か転職をしてきたのですが、簿記検定を持っている人は3級でも十分に重宝される傾向にあることを感じています。
知り合いの人事の方から聞いたことがあるのですが、簿記を持っているということは、会社の数字を記録・計算・整理して最終的に決算書の数字として報告することを理解している人が多いため、自然と仕事の縦や横のつながりを認識していることもあるようです。
これを認識したうえで仕事をするということは、会社の経営成績を常に意識して動けるということになるため、企業としてはメリットがあります。
簿記検定3級の勉強方法
私が簿記3級を取得しようと思ったのが、十数年前の4月上旬で、目標が2ヶ月後の6月の日商簿記3級でした。
それまでは簿記の知識が全くない状態でしたので
専門学校へ通って取得しようかとも考えましたが、合格率が半分近いのならば、独学で始めて見よう!と思いました。
独学で勉強するためには、参考書籍や問題集を自分で購入するのですが、種類が多く、どの書籍にしたらよいのかさっぱりでしたが
私の場合は、初学者ということで分かりやすさを重視して選ぶこととしました。
当時選んたのがこのシリーズです。
1冊にテキストと問題集が含まれており、解説もイラストを使用しており、とてもわかりやすかったです。
一通りテキストを読みながら問題を解き、つまづいたところは何度も解きなおしました。
このテキストの内容を理解するのに約1ヶ月ほどかかりました。
理解はしていてもどうしても覚えられずに間違える箇所については、ノートに繰り返し同じ仕訳や問題文まで書き、手で覚えさせるといった感じで半ば無理やりです…。
直前1ヶ月では、予想問題集を購入し、毎週末2~3回分を解き続けました。
そのときに使用していたのが下記の直前予想問題集です。
これを何回転も繰り返し解き続けました。3,4回転は繰り返したかと思います。
繰り返し解くことによって、出題傾向を掴むことや自分でも気が付いていなかった苦手箇所に気が付くことができました。
その後6月に試験を受け、無事に受かることが出来ました。
問題用紙は持ち帰ることができたので、ここに自分の書いた解答をメモしており、自己採点をしたところ満点で合格していました!
ここで調子を掴んだため、次回の11月に2級を受けることを決め、更に1年後の11月に1級合格をすることを心に決めました。
まとめ
簿記3級は、独学でもある程度は受かることができる試験だと考えています。
専門学校へ通ったほうが集中できて良いという方は通ったほうがうまくいくかもしれませんが、私は自分のペースで好きな時間帯で勉強がしたかったので独学を選びました。
独学か専門学校かで迷われている方がいらっしゃいましたら、自分の集中できる方法はどちらかを見極めたうえで判断することをおすすめします。
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