財務分析

電卓やG-SHOCKを安定供給!カシオの財務分析

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こんにちは!

CASIOといえば、電卓やG-SHOCKといった時計が有名な企業です。

ほぼ不変的に利用されている商品を提供し続けている企業の財務状況は、どのような内容となっているのか、今回はCASIOの財務分析をしていきたいと思います。

 

2019年3月期カシオ計算機の財務諸表

下記は、2019年3月期のカシオ計算機㈱決算短信から抜粋した、貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書です。

(参照:2019年3月期カシオ計算機㈱決算短信より)

ざっと見た感じ、大きく利益や売上が伸びている!といった印象はないですが、安定的な動きをしていますね。

 

2019年3月期カシオ計算機の安全性分析

安全性分析では、流動比率・自己資本比率・固定比率についてみていきます。

 

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カシオの流動比率

流動比率
2019年3月期 288.3%
2018年3月期 253.4%

流動比率については目安の200%を超えており、短期支払い能力は充分に備わっていると言えます。

 

カシオの自己資本比率

自己資本比率
2019年3月期 59.2%
2018年3月期 56.8%

自己資本比率についても、約6割と好調な比率です。
堅実な自己資本の増加をさせてきたと考えられます。

下記は、過去10期分の財務情報です。

過去10年を見ると、緩やかに自己資本比率が伸びてきています。
安定した経営が成り立っているからこその流れのように見えます。

 

カシオの固定比率

固定比率
2019年3月期 56.2%
2018年3月期 61.3%

固定比率についても、自己資本でしっかりと賄うことができていますね。

 

2019年3月期カシオ計算機の効率性分析

効率性分析では、総資産回転数と、棚卸資産回転日数についてみていきます。

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カシオの総資産回転数

総資産回転数
2019年3月期 0.83回転
2018年3月期 0.86回転

総資産回転数については、0.8回転代で安定している印象です。

 

カシオの棚卸資産回転日数

棚卸資産回転日数
2019年3月期 101.2日
2018年3月期 117.4日

自社で製造・販売していることから、製品・仕掛品・原材料を棚卸資産として売上原価で割って計算しています。

約3~4ヶ月で推移しているような感じです。

 

2019年3月期カシオ計算機の収益性分析

収益性分析では、各売上高利益率と自己資本利益率についてみていきます。

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カシオの利益率

売上総利益率 営業利益率 経常利益率 当期純利益率
2019年3月期 43.4% 10.1% 10.0% 7.4%
2018年8月期 43.1% 9.4% 9.1% 6.2%

前期と比較すると、売上高や売上総利益額は前期の方が上回っていますが、割合にすると、今期の方が若干良い状態です。

利益がしっかりと残せるように、販管費の見直しや費用対効果のある商品に注力したりということが考えられます。

 

カシオの自己資本利益率(ROE)

ROE 売上高利益率 総資産回転数 財務レバレッジ
2019年3月期 10.5% 7.4% 0.83回転 169.0%
2018年3月期 9.5% 6.2% 0.86回転 176.2%

ROEについては、前期も今期も国内目安の8%は超えています。

今期に至っては10%を超えており、利益率が高いことや財務レバレッジの高さからこのようになったと考えられます。

 

2019年3月カシオ計算機の成長性分析

成長性分析では、総資産伸び率と売上高伸び率についてみていきます。

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カシオの総資産伸び率

総資産伸び率 負債伸び率 純資産伸び率
2019年3月期 -1.8% -7.3% 2.4%
2018年3月期 3.7% 1.7% 5.3%

総資産としては減少していますが、内訳を見てみると負債は減少し、純資産は増加しています。

純資産が減少となると成長性では注意しなければなりませんが、負債が減る分には、自己資本で経営を行えてきているということで余程な減少でなければむしろ良いとされています。

カシオの売上高伸び率

売上高伸び率
2019年3月期 -5.3%
2018年3月期 -2.0%

売上は減少していますが、経常利益は毎期増えていっていました。

安定的に供給している商品や利益率の高い商品が売れてきているということも考えられます。

 

カシオについてまとめ

カシオの主力といえば、時計事業でのG-SHOCKと教育事業での関数電卓かと考えられます。

時計に関しては、携帯が普及しても使用する人が多いことから、今後も安定して良い品質のものを世界規模で販売をすれば将来性もあると予測できます。
また、電卓についても人口が減っていったとしても充分関数電卓を使用する人は多くいるのではないかとも思います。

売上規模は減少傾向にあるとしても、強い主力製品を持ったカシオの今後の動向に注目していきたいところですね!

 

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

 

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