財務分析

生活必需品をお安く!ドンキの財務分析

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ドンキといえば、様々な日用品や雑貨、家電製品から食品までたくさんの商品を取り扱っています。

インバウンドへの人気も高く、海外観光客のドンキでの爆買いがニュースとなることもありました。

 

また、プライベートブランド商品開発については、「ジェネリック家電製品部門」で大賞と部門賞を受賞し、2年連覇と達成しています。

 

節約志向が継続している消費環境に合わせて、生活必需品などの販売シェアの拡大も果たせているドンキについて、今回は財務分析をしていきます。

ドンキの企業情報

1号店は、東京都府中市の「ドン・キホーテ府中店」。当初は、平屋の小さな店舗で倉庫形態を採用していた。本社も府中市にあった。その後、総合ディスカウントストアとして展開。

1997年11月に、東京都江戸川区の「ドン・キホーテ葛西店」内に本店を移転。2006年9月から、本店を東京都新宿区西新宿の新宿住友ビル35階とする。その後、2009年9月から東京都目黒区の「ドン・キホーテ中目黒本店」(イエローハット跡地)内に本店を移転した。営業本部は東京都八王子市松木の「ドン・キホーテ京王堀之内店」の3階にある。

パーティー用品や雑貨などのほか、食料品や酒類、化粧品、日用品、衣料品、レジャー用品、インテリア、家電製品、携帯電話本体および関連商品、宝飾品、ブランド品、アダルトなど幅広く取り扱っている(取扱商品は店舗により異なる)。

関連会社に長崎屋、ドイト、ダイシン百貨店がある。このうち、長崎屋・ダイシン百貨店については、自ブランドからドン.キホーテブランドに転換して営業している拠点(秋田店など)もある。

入間店はドイトが運営している(もともとドイトだった店舗を転換し、継続してドイトが運営している。他のドイトからの転換店舗は、ドン・キホーテ本体が担当)ため、店舗ブランドとしてのドン.キホーテは、直営店舗と長崎屋運営店舗・ドイト運営店舗・ダイシン百貨店運営店舗とが存在する。

 

ドンキの財務諸表

下記は、平成30年6月期の決算短信から決算書を抜粋したものです。

前期と比較すると、売上高が1,000億以上も増加していることから、経営状態は順調と言えそうですね!

 

ドンキの財務分析

安全性・効率性・収益性・成長性について見ていきましょう。

ドンキの安全性分析

安全性については、流動比率と長期固定適合率について見ていきます。

ドンキの流動比率

流動比率=流動資産÷流動負債×100%

⇒244,125÷171,886×100%=142.03%

現金預金自体は減っているものの、掛けや商品在庫が増えていることから目安の100%は超えています。

ドンキの場合、取り扱い商品が増えていっていることや店舗が増えていることから過剰在庫ということも考えにくいので、良い推移と考えてよさそうです。

 

ドンキの長期固定適合率

固定長期適合率=固定資産÷(固定負債+純資産)×100%

⇒562,932÷(322,562+312,495)×100%=88.64%

財務諸表の科目を見てみると、土地やのれんなどが増えており、新規店舗や海外店舗のグループ加入などが考えられます。

またこの為もあるのか、借入を新たにしています。外部からの資金調達をすることによって新たな店舗やリニューアル等、事業拡大をしていこうとしているということの表れでしょうか。

安全性の面で言えば、固定負債も含めてクリアといった感じで特に危険が有るとも考えにくいので安心して大丈夫でしょう。

 

ドンキの効率性分析

効率性分析では、棚卸資産回転日数と総資産回転率を見ていきます。

ドンキ棚卸資産回転率

棚卸資産回転率=棚卸資産÷売上高×365日

⇒135,781÷941,508×365日=52.64日

昨年は54.60日となるため、在庫や売上が増えているにも関わらず昨年よりもより効率的に利用されていることがわかります。

 

ドンキの総資産回転率

総資産回転率⇒売上高÷総資産

⇒941,508÷807,057=1.17回転

小売業の平均は1.73回転程で業界平均より低い結果となっておりますが、今後の投資のために総資産が膨らんでいることが考えられます。

ドンキの収益性分析

収益性分析では、各売上高利益率の前期比とROEについてみていきます。

 

ドンキの売上高利益率

前期と比較すると、下記のような形となります。

利益率 前期利益率
売上総利益率 25.91% 26.37%
営業利益率 5.48% 5.57%
経常利益率 6.08% 5.49%
税引き前当期純利益率 5.99% 6.68%
税引き後当期純利益率 4.13% 4.71%

 

前期の方が利益率自体はほぼ高いですが、経常利益率では今季の方が上回っています。主営業としている事業は今期の方が増収しているためだと考えられます。

また、前期は特別利益として固定資産の売却や関係会社株式の売却が計上されているため当期純利益は大きくなっているのでしょう。

ドンキの自己資本利益率(ROE)

ROE(自己資本利益率)=売上高当期純利益率(税引き後当期純利益÷売上高)×総資産回転率(売上高÷総資産)×財務レバレッジ(総資産÷純資産)

⇒(38,844÷941,508)×(941,508÷807,057)×(807,057×312,495)

=4.13%(売上高利益率)×1.17回転(総資産回転率)×258.26%(財務レバレッジ)

=12.43%

ROEについても十分なように見えます。

何度か繰り返していますが、投資のための借入などを積極的にしているために財務レバレッジが少し高めに出ています。

ドンキの成長性分析

最後に、成長性について売上高増加率と純資産増加率について見ていきます。

ドンキの売上高増加率

売上高増加率=(当期売上高-前期売上高)÷前期売上高×100%

⇒(941,508-828,798)÷828,798×100%=13.60%

前期と比較して、13%以上も増収しています。海外事業のグループ化などの要因もあるのかもしれませんが、ドンキの売れ行きは順調に成長していると言えそうです。

 

ドンキの純資産増加率

純資産増加率=(当期純資産-前期純資産)÷前期純資産×100%

⇒(312,495-279,930)÷279,930×100%=11.63%

負債自体も借入などから増加はしているものの、純資産自体も10%以上も増加しています。

負債だけ伸びて純資産は伸びていないとなると成長性の視点からはリスクが高くなるように思えますが、純資産自体も増加しているため資産全体が増加して企業として大きくなってきていると考えられます。

 

ドンキについてまとめ

 

今後については、時間消費型小売業とファミリー向け総合ディスカウントストアの2業態の主軸において新業態開発を進めていくと公表されています。

自社の強みを伸ばしつつ、これにとどまることなく新たなサービスを考えていくドンキの今後に注目していきたいところです。

 

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