財務分析

様々な事業へ進出!イオンの財務分析をしてみよう!

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イオンといえば、スーパーや総合ショッピングモール、銀行などの事業を行っています。

全国各地にイオン系列のお店がありますが、多くの店舗を構えながら、企業は利益をしっかりと出せているのでしょうか?

 

今回は、イオンの財務諸表を見ていきたいと思います。

 

イオンの企業情報

イオン株式会社 (AEON CO., LTD.) は、日本国内外260余の企業で構成される大手流通グループ「イオングループ」を統括する純粋持株会社である。千葉県千葉市美浜区中瀬(幕張新都心)に本社を置く。東京証券取引所第一部上場。災害対策基本法における指定公共機関に指定されている。

wiki:イオン株式会社

イオングループは、イオン株式会社(英称: AEON Co., Ltd.、旧:ジャスコ株式会社)を純粋持株会社に、イオンリテール株式会社を中核に、国内外300社以上の企業で構成される大手流通企業グループ。

wiki:イオングループ

十数年前は、イオンというよりかは、ジャスコという印象が強かった記憶がありますが、今ではイオングループという大きな企業へとなっています。

銀行などの金融業にも進出しており、良くも悪くも幅広く拡大をしています。

また、トップバリュといった独自ブランドも出しており、良質なものを手頃な価格で提供していることでも有名です。

 

イオンの財務諸表

下記は、平成30年2月期の決算短信からP/L・B/Sを抜粋したものです。

ざっと見た感じでは、利益は出ていますが負債金額が高いのが気になります。

今期以前のB/Sも見たのですが、ずっと同じような感じでいるようです。

 

イオンの財務分析

今回も、安全性・収益性・効率性・成長性の4つの視点から見ていきましょう。

 

イオンの安全性分析

安全性分析では、短期支払い能力と固定資産カバー率を見ていきます。

 

イオンの流動比率

流動資産÷流動負債×100%=流動比率

⇒5,474,121÷5,447,642×100%=100.5%

 

ギリギリではありますが、100%を超えているためグループ全体として短期支払い能力はあると判断できそうです。

 

イオンの固定長期適合率

固定資産÷(固定負債+純資産)×100%=固定長期適合率

⇒3,978,634÷(2,088,377+1,916,737)×100%=99.3%

 

若干目安の100%よりも少ないですが、大きく下回ってはいないので問題ないと考えられます。

 

イオンの効率性分析

効率性分析では、建物や機械などの有形固定資産が売上のために効率的に使用されているかを見ていきます。

 

イオンの有形固定資産回転率

売上高÷有形固定資産=有形固定資産回転率

⇒8,390,012÷2,755,112=3.05回転

 

小売業業界平均が2.5回転ほどといわれているので、小売業以外も行ってはいますが、有形固定資産も有効活用できていると判断できます。

 

イオンの収益性分析

収益性分析では、各利益率の前期比較と、自己資本を有効活用して利益をあげられているかを見ていきます。

 

イオンの売上高利益率

利益率 前期利益率
売上高総利益率 24.5% 24.5%
営業利益率 2.5% 2.3%
経常利益率 2.5% 2.3%
税引き前当期純利益率 2.0% 1.8%
税引き後当期純利益率 1.1% 0.9%

 

前期よりも微増している感じはしますが、売上総利益には変わりがないため、商品売上等の原価は全社で変わりなく、代わりに営業活動によるコスとの削減をしているような数字が見えてきます。

 

販売費及び一般管理費の中をみると、広告宣伝費と水道光熱費が削減されていることがわかります。

 

イオンの自己資本利益率(ROE)

ROE(自己資本利益率)=売上高当期純利益率(税引き後当期純利益÷売上高)×総資産回転数(売上高÷総資産)×財務レバレッジ(総資産÷純資産)

 

⇒92,859÷8,390,012(売上高利益率)×8,390,012÷9,452,756(総資産回転数)×9,452,756÷1,916,737(財務レバレッジ)

⇒1.11%(売上高利益率)×0.89回転(総資産回転数)×493.17%(財務レバレッジ)

4.84%

 

国内全体では、8%以上が目安とありますが、小売業界の平均は3.95%程となっています。

業界の特徴的に、4%以上あれば十分と言えそうです。

イオンの場合も4%以上あるので、業界の中では十分であると判断できます。

 

イオンの成長性分析

成長性分析では、売上高伸び率と純資産伸び率について見ていきます。

 

イオンの売上高伸び率

(当期売上高-前期売上高)÷前期売上高×100%=売上高伸び率

⇒(8,390,012-8,210,145)÷8,210,145×100%=2.19%

 

売上総利益率は昨年度と代わりはなかったのですが、成長性の視線で見ると、売上高は増加しており、昨年よりも成長していると判断されます。

 

イオンの総資産伸び率

(当期総資産-前期総資産)÷前期総資産=総資産伸び率

⇒(9,452,756-8,750,856)÷8,750,856=3.4%

 

資産全体で見ると、前期よりも成長しています。

ここで注意するのは、資産を増えるために調達した資本が自己資本であるか他人資本であるかです。

総資産の増加を見るのと一緒に、負債と純資産の増加率にも注目しましょう。

 

イオンについてまとめ

イオンは様々な業界で活躍している企業です。

今回は全社合計での数字で見ていきましたが、各セグメントごとで見ると、またそれぞれで変わってきます。決算短信でも各事業ごとの業績について説明されています。

 

イオンのセグメントについても興味のある方は、一度見てみるのも良いかもしれませんね。

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