財務分析

家事代行もやっている!ミスドでお馴染みダスキンの財務分析

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ダスキンといえば、どんな事業をやっていると思いますか?

多くの場合、清掃用品のレンタルや販売を行っている会社と思い浮かべるのではないでしょうか。

 

確かに、メイン事業としては、清掃用品レンタルや販売、清掃代行などを行っています。

 

しかし、清掃とは全く関係のないある食品事業もこのダスキンが行っています。

 

それは、日本のドーナツの代表格でもある、ミスタードーナツです。

私は始めてミスドがダスキンという会社がやっているということを知ったとき、とても驚きました。

ミスドだけをメインで行う会社があると思っていたのですが、そうではなかったのです。

 

今回は、意外な2大事業を行っているダスキンの財務分析をしていきたいと思います!

 

ダスキンの企業情報

株式会社ダスキン(英文名称:Duskin Co., Ltd.)は、大阪府吹田市(江坂地区)に本社を置く日本の企業。清掃業務を中心に、外食産業なども展開する。ミスタードーナツの事業本部でもある。

「ダスキン」は英語の「ダスト」と日本語の「雑」の合成語。当初は「株式会社ぞうきん」という社名にしたらどうかという提案も創業者の鈴木清一から出たといわれるが、社員の「人に言いにくい」「嫁が来ない」などの反対により、この社名になったという。鈴木は、「自分が汚れた分だけ人が綺麗になる『ぞうきん』で何が悪いのか」とも言ったといわれる。

もう一つの説は創業者の経営理念の中にある一節、「新しく生まれ変わるチャンスです」=「脱皮」から脱(だ)+皮(スキン)=ダスキンになったとも言われる。

ダスキンには学生の俗語として、ドイツ語の“das Kindダス・キント”を語源とした「子供っぽい人物」の意味で使われることもあったが関連性は薄い。

なお、創業当時の社名は「サニクリーン」であった。現存する同名の会社はダスキンと創業者が同一たるビルメンテナンス会社ケントク新生舎(現・ケントク)が中心となって設立されたサニクリーン東京を前身としているが、現在は資本・人材などの関係はない。 社名ロゴは“DUSK!N”と”I”が「!」(エクスクラメーションマーク)となっている。

…ダスキンは日本におけるフランチャイズシステムの最も初期の事例のひとつである。

『ミスタードーナツ』事業にあっても、同じくアメリカよりファーストフードという当時の新しいカテゴリーをフランチャイズシステムに乗せることにより成功させた。

創業者の熱い思いがあって誕生したダスキン、清掃事業と飲食事業の割合も気になるところですね。

次から財務諸表をみてセグメント別についても少し触れてみます。

 

ダスキンの財務諸表

下記は、平成30年3月期の決算短信からBS・PLを抜粋したものです。

全体の数字を見てみると、利益も出ており自己資本の割合も多く出ているようです。

 

セグメント別の売上高と営業利益(損失)の情報も決算短信に載っていました!

フード事業の売上は前期よりも減っていますが、営業利益は今期の方がはるかに上回っていますね。

決算短信にもコメントがあったのですが、ミスドの不採算店舗の閉鎖やロイヤリティ収入の見直し等を行ったことから、販売店が減ったことで売上は減ったものの経費削減を図ったことから営業利益がこのように出る結果となっています。

一方、クリーン事業の方は、売上高も営業利益も前期より上回り好調に推移しているように見えます。

 

ダスキンの財務分析をしてみよう

いつものように、安全性・効率性・収益性・成長性の4つの視点で見ていきます。

ダスキンの安全性分析

安全性分析では、短期支払い能力と固定資産の資本カバー率、自己資本比率を見ていきます。

 

ダスキンの流動比率

流動資産÷流動負債×100%=流動比率

⇒69,434÷33,985×100%=204.31%

支払い能力はばっちりですね!

ダスキンの固定比率

固定資産÷純資産×100%=固定比率

⇒126,623÷147,786×100%=85.68%

固定比率は100%であれば自己資本内で調達出来ているとされるため、この場合は十分安全性があると判断できます。

 

ダスキンの自己資本比率

純資産÷総資産×100%=自己資本比率

⇒147,786÷196,058×100%=75.38%

一般的に、自己資本比率が70%超えていると優良企業と判断されます。

ダスキンは70%を超えているため、借入等の負債に頼らず安定した経営が行えていると判断できます。

 

ダスキンの効率性分析

効率性分析では、有形固定資産回転率をみていきます。

ダスキンの有形固定資産回転数

売上高÷有形固定資産=有形固定資産回転数

⇒161,031÷49,344=3.26回転

 

こちらについても、比較的効率的に有形固定資産を使用できていると判断されます。

 

ダスキンの収益性分析

収益性分析では、各売上高利益率とROEについてみていきます。

ダスキンの売上高利益率

下記は、今期と前期の利益率を比較したものです。

利益率 前期利益率
売上高総利益率 45.5% 44.9%
営業利益率 4.7% 3.7%
経常利益率 5.6% 4.7%
税引き前当期純利益率 4.9% 4.1%
税引き後当期純利益率 3.3% 2.6%

 

前期と比較して、全体的に利益率は伸びています。

フード事業では売上高は減ったものの、経費の節減を図ったため利益は前期よりも出ています。

また、クリーン事業においては、売上高・利益額共に上昇しているためこのような結果になったと考えられます。

 

ダスキンの自己資本利益率(ROE)

当期純利益÷純資産×100%=自己資本利益率

⇒5,320÷147,786×100%=3.60%

日本の平均目安は8%です。

ダスキンの過去の決算書やホームページをみても2~3%代の間を行き来しているようです。

業界平均的にも低い方のため、純資産の金額からしてみて、利益額がもう少し高くても良いのではという様にも考えられます。

 

ダスキンの成長性分析

 

最後に、売上高と総資産の成長性についてみていきます。

 

ダスキンの売上高成長率

(当期売上高-前期売上高)÷前期売上高×100%=売上高成長率

⇒(161,031-161,880)÷161,880×100%=-0.52%

前期よりも売上高自体は減少しています。

最初にセグメント別の売上高を見ましたが、これはフード事業でもあミスドの不採算店舗閉鎖による売上高の減少が原因のうちのひとつであると考えられます。

 

ダスキンの総資産成長率

(当期総資産-前期総資産)÷前期総資産×100%=総資産成長率

⇒(196,058-190,116)÷190,116×100%=3.13%

総資産については、前期よりも大きくなっています。

純資産の金額が増えているのはもちろん、今回は負債の金額も増えています。借入を追加で行ったり、未払金が前期よりも多くあることが主要因かと思われます。

 

ダスキンについてまとめ

クリーン事業については、最近CMで発見したのですが、家事代行などのサービスも行っているようです。

共働き家庭が増えてきている中で、今後ますます需要が伸びてくるのではないかと感じています。

 

またフード事業についても、ミスドでは抹茶シリーズの売上が好調だったことから、このようなコラボをきっかけに次期は売上高も利益額も増加するのではないかと思います!

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