財務分析

配当や優待券も魅力的、ファストファッションの代表格!ハニーズの財務分析

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こんにちは!

ハニーズといえば、若者から全国の働くOLや主婦層まで、幅広い女性に支持されているファッションブランドです。

流行りのものから流行を問わないものまで・・商品の幅も広く、「高感度・高品質・リーズナブルプライス」を謳っている一部上場企業です!

 

ファストファッションといえば、薄利多売なのかな・・・?とは言えあんまり利益は出ていないんじゃないの?との考えてしまいますが、果たして本当そうなのか?
今回は、長年愛されているハニーズの財務状況について見ていきます!

 

ハニーズの企業情報

株式会社ハニーズは、福島県いわき市に本社を置くヤングカジュアル婦人服を中心とした企画・製造・販売会社である。持株会社の株式会社ハニーズホールディングスが東京証券取引所第一部に上場している。

「高感度、高品質、リーズナブルプライス」をキーコンセプトとして掲げる。小売店舗は、地下街や駅前百貨店などへの出店も見られるがイオン系などの郊外大規模小売店内の店子がメイン。郊外大規模店の成長とともに店舗数を増加させ、全国・海外へ展開している。

福島の本社から実際に渋谷などに社員が出向き、流行の服をリサーチ(デザイン料の圧縮と種類の確保)して、短期(約40日程度)でデザインから縫製(韓国・中国)まで行い、比較的少量生産で在庫を減らして、安価に薄利多売するクイックレスポンス形式をとっている。他社では、流行の服は、ファッションショーで作られ、長いスパンで用意され、シーズン初期に最も高い利潤をあげるが、シーズン後期までに売り切れずに在庫化してしまい、バーゲンなどで処分される。同社は、毎週売れている服をリサーチしてシーズンを細切れにし、流行後追い型の消費者に対して短期に売り抜けることで、あくまでも一定の利潤を確保する仕組みをとっている。

(Wikipediaより参照)

やはり、外国でデザインから縫製までを海外で行っており、薄利多売の代表例とも言えますね。

 

2019年5月期ハニーズの財務諸表

下記は、2019年5月期㈱ハニーズホールディングスの決算短信からB/S・P/L・C/Fを抜粋したものです。

(2019年5月期㈱ハニーズHD決算短信より参照)

売上高は減少しているものの、販管費が減少していることから営業利益は前期よりも伸びていますね!

また、資産についても伸びており、現金もしっかり増やせています。

 

2019年5月期ハニーズの安全性分析

安全性分析では、流動比率・自己資本比率・固定比率についてみていきます。

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ハニーズの流動比率

流動比率
2019年5月期 553.4%
2018年5月期 380.4%

流動比率は問題ないでしょう。短期支払い能力については、申し分ないといってもよいでしょう。

 

ハニーズの自己資本比率

自己資本比率
2019年5月期 83.3%
2018年5月期 79.2%

自己資本比率についても、8割以上を今期は占めており、こちらも良好です。

 

ハニーズの固定比率

固定比率
2019年5月期 51.5%
2018年5月期 58.2%

固定比率についても自己資金で全て賄えており、安全性の面でハニーズは問題ないと言えそうです。

 

2019年5月期ハニーズの効率性分析

効率性分析では、棚卸資産回転日数と総資産回転数をみていきます。

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ハニーズの棚卸資産回転日数

棚卸資産回転日数
2019年5月期 123.4日
2018年5月期 135.0日

意外と長く感じるのですが、アパレル業界はどこもこんな感じなのでしょうか?他社も参考に見てみます。

㈱ストライプインターナショナル(earth&music) 57.8日
㈱ベルーナ 106.8日
㈱ファーストリテイリング 157.1日

同じアパレルとしても、企業によって回転日数が結構異なっていました。

季節による商品の移り変わりが激しいところは回転日数も短く、季節関係ない衣料品を多く取り扱っているところは長いといった感じでしょうか。

ハニーズは比較的季節による移り変わりが激しい方かなと思ったのですが、常に流行りの商品を安価で作っており、流行を後追いする消費者が最終的に購入するまでの時間がどうしても長くなりがちなために、このような結果となっているのかなと思います。

 

ハニーズの総資産回転数

総資産回転数
2019年5月期 1.26回転
2018年5月期 1.38回転

総資産回転数の目安は1回転とされていますので、前期よりも低くなりましたが効率性の面では問題なさそうです。

通販での販売も行っているため、必要以上に固定資産を増す店舗を確保せずとも売上を上げることができることも効率性を高める要因のうちの一つではないでしょうか。

 

2019年5月期ハニーズの収益性分析

収益性分析では、売上高利益率と自己資本利益率(ROE)についてみていきます。

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ハニーズの売上高利益率

売上総利益率 営業利益率 経常利益率 当期純利益率
2019年5月期 57.7% 9.1% 9.4% 6.4%
2018年5月期 57.1% 5.0% 5.4% 0.4%

割合でみてみると、前期よりも高い収益を出すことができていますね。

中国で行っていた不採算事業であった小売事業から完全に撤退したことが要因で、金額ベースの売上高は減少しましたが、その分高くついていた販管費などもなくなったため、結果高い収益を出すことができています。

 

ハニーズの自己資本利益率(ROE)

ROE 売上高利益率 総資産回転数 財務レバレッジ
2019年5月期 9.7% 6.4% 1.26回転 120.0%
2018年5月期 0.6% 0.4% 1.38回転 126.2%

前期では、特別損失の「関係会社事業整理損」が大きく影響してROEが非常に低くなっていましたが、今期は利益率が回復し国内目安の8%を上回る結果となっています。

総資産回転数も高いし、財務レバレッジも低く、現在の方針を続けていくのであれば順調な結果ではないかと考えられます。

 

2019年5月期ハニーズの成長性分析

成長成分出来では、純資産伸び率と売上高伸び率についてみていきます。

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ハニーズの純資産伸び率

純資産伸び率
2019年5月期 9.0%
2018年5月期 -1.7%

前期については、先程も述べたとおり特別損失の影響で純利益が低くなったため成長セイン面でも純資産は減少しています。
しかし、今期の場合は不採算事業の完全撤退による影響でしっかりと利益が残されているため、利益剰余金が大きく伸びて前期よりも伸びる結果となりました。

 

ハニーズの売上高伸び率

売上高伸び率
2019年5月期 -5.2%
2018年5月期 -3.8%

売上高については、前期も今期も減少しています。

営利目的の企業であれば、売上高はちゃんと伸ばして欲しい!!という声もありそうですが、売上高が多く出ていても利益が残せていなければ会社として先々成長していくことができません。
そのために先述しましたが中国での不採算事業の撤退を行い、売上高自体は減少しましたが利益を残せる体勢に整えています。

(2019年5月期㈱ハニーズ決算短信より参照)

 

売上高伸び率を見ていく上で、毎期安定しきった会社を見ていくにはこれだけで良いかもしれませんが、企業努力を行って利益を出そうとしている企業の場合は、現象の背景やそれによって費用対効果がどのように現れているか(効率性の面)なども一緒に見ていく必要があります。

 

ハニーズについてまとめ

売上の減少はありますが、それは不採算事業の撤退からなるもので決して企業自体うまくいっていないからということではありませんでした。

配当や優待券も魅力を感じられるし、今後も「高感度・高品質・リーズナブルプライス」を念頭に私たちの日常に取り入れられやすい商品を扱っていってほしいですね。

薄利多売でも国内店舗ではしっかりと利益を出せています。
今後また海外展開するとしても、国内での需要は大切にしていってほしいです。

 

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

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