財務分析

3分クッキングや工場見学で有名!キューピーの財務分析

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キューピーちゃんでもお馴染みの、キューピー株式会社

日常生活では、私たちの食卓にもよく並ぶマヨネーズの圧倒的シェア率No.1を誇り、絶対王者の位置づけにいます。

 

今回は、キューピーの財務分析をしていきます。

キューピーの企業情報

母体は現在の中島董商店で、創立者の中島董一郎が若い頃のアメリカ留学時代にマヨネーズと出会い、1919年(大正8年)、東京都中野区小滝町に食品工業(株)を設立。1925年(大正14年)3月に国産初のマヨネーズ(キユーピーマヨネーズ)の製造を開始、1957年(昭和32年)に社名を「キユーピー株式会社」に変更。現在も中島董商店がキユーピー・アヲハタグループの中核となっている。

有名なマヨネーズのほかにも様々な食品、調味料、業務用製品も手がけている。

食品流通トップのキユーソー流通システムはキユーピーから独立した会社。ディスペンパックジャパンは三菱商事との合弁会社である。

日本での最初のマヨネーズ工場が現在のキューピーとなっているのですね。

他社との差別化をうまく行えていることから、現在もマヨネーズ業界トップで走っています。

 

キューピーの財務諸表

下記は、平成30年11月期の決算短信から抜粋したものです。

自己資本もしっかりとあり、安定した売上・利益を出せています。

 

キューピーの財務分析

安全性、効率性、収益性、成長性の4視点から見ていきましょう。

 

キューピーの安全性分析

安全性分析では、固定比率、自己資本比率、そしてキャッシュと有利子負債の推移を見ていきます。

キューピーの固定比率

今期の固定比率は97.6%です。2008年に100%を超えていますが、これ以降は100%を下回っており、キューピーの固定資産は自己資本で賄えているため固定資産の安全性には問題ありません。

 

キューピーの自己資本比率

自己資本についても、ほぼ50%以上であり安全性として自己資本は十分にあると判断できます。今期は53.7%となっています。

キューピーのキャッシュ・有利子負債

有利子負債は、その名のとおり利息を支払う必要がある負債で、借入金や社債などが該当します。

こちらが多くあると、財務健全性に悪影響を及ぼすため、必要以上の有利子負債はよくないと考えられています。

キューピーの場合、ここ2期で有利子負債が増加し、キャッシュ残よりも大きくなっています。これは、前期の2017年に257億円の長期借入をしている影響でないかと予測できます。中期経営計画に基づいて、新たな設備投資や研究開発費に充てられているのではと考えることができます。

 

キューピーの効率性分析

効率性分析では、棚卸資産回転日数と総資産回転数をみてきます。

 

キューピーの棚卸資産回転数

食料品製造業の平均は約34日となっていますが、キューピーの場合は直近10年で20日を超える日がありません。

食品の中でも、マヨネーズにするための卵など日持ちが基本的に短いと考えられるものが多く使用されているためとも考えられますね。

 

キューピーの総資産回転数

総資産回転数は、企業が売上をあげるために全資産を効率的に使用できているかを判断する指標です。

平均1回転以上あれば、効率的に経営ができていると判断されるため、キューピーの今期を含む直近10年は効率的に経営されているという見解です。

キューピーの収益性分析

収益性分析では、営業利益・経常利益と自己資本利益率(ROE)について見ていきます。

 

キューピーの利益率

今期も含む10年間で、利益率は徐々に上がってきていることが上記の図でわかります。また、営業利益よりも経常利益の方が上回っているのは、一部不動産の賃貸業やコンサルティング業も行っているため、これに間接的に関連する営業外の収益が多く発生しているからなどが考えられます。(PL上では、営業外収益のその他に該当しているため確かな事は分かり兼ねますが・・・)

今期の営業利益率は5.77%経常利益率は5.99%当期純利益は3.19%となっています。

 

キューピーの自己資本利益率(ROE)

日本基準で自己資本利益率は8%以上あれば良いとされていますが、キューピーの場合は今期を含む10年をかけてその8%をクリアしてきています。

今期の自己資本利益率を分解して見ます。

売上高利益率:3.19%
総資産回転数:1.36回転
財務レバレッジ:158.35%

売上高利益率と総資産回転数が良いことから、全体的にバランスよく構成されています。
(非支配株主持分も含めて計算しています。)

中期経営計画では、今後8,5%まで伸ばしていくとのことで発表されているため、時期以降も推移が楽しみです。

 

キューピーの成長性分析

成長性分析では、売上高伸び率と、総資産伸び率について見ていきます。

 

キューピーの売上高伸び率

売上高については、最近では2015年度が減少したようですが、ここから毎年伸ばしてきています。

 

キューピーの総資産伸び率

総資産については、ほとんど毎年伸ばしているように見えます。

また、2011年から2012年への急激な伸びは、約100億円近くの社債を発行したことによる負債の増加による伸びです。

キューピーについてまとめ

 

古くからの伝統のあるキューピー(株)。古くからはありますが、将来ビジョンとしての中期経営計画やこれまでの過去の数字もホームページでしっかりと情報として私たち個人向けに開示されています。

これからも、新しい食品調味料等の開発をしていただいて、食事を美味しくするものを作っていってほしいですね。

 

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