財務分析

下取りもあり!安心高品質の紳士服やスーツが売りのコナカの財務分析

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毎日の仕事をこなす上で、ほとんどの人はスーツを持っているのではないでしょうか。

スーツは今や、社会人の戦闘服と言っても過言ではありません。

 

スーツといえば、青山や紳士服のコナカ、アオキを思い浮かべる方も多いかと思います。

 

今回は、コナカについて財務分析をしていきたいと思います。

 

コナカの企業情報

紳士服業界では、第4位の規模である。青森県から大阪府まで、東日本が中心で、特に本社・本店のある神奈川や東京、千葉等の関東地方や東北地方に集中している。特に神奈川県には40店舗以上あるが、関東地方が中心という事で逆に関西地方では数店舗程度と少ない。

同業他社が仙台初売りの伝統を尊重し「元日通常営業・2日初売り」とするのに対し、コナカでは仙台市内の店舗であっても「元日初売り」を現在でも続けている。

営業時間は各店で決まっているが、当日の売り上げ目標に届くまで開店している為23時前後まで開いている店舗もある。

 

コナカの財務諸表

下記は、平成30年9月期の決算短信から一部を抜粋したものです。

損益計算書を見る限り、今期は赤字決算となっているようです。

売上高も減少しているようですし、ぱっと見た感じ大丈夫か心配になりそうな数字です。

 

コナカの財務分析

財務諸表上の数字だけで不安視して良いか、財務分析でも確かめていきます。

安全性分析、効率性分析、収益性分析、成長性分析の4視点で見ていきます。

 

コナカの安全性分析

安全性分析では、流動比率と固定比率を見ていきます。

 

コナカの流動比率

流動比率=流動資産÷流動負債×100%

⇒33,365÷11,145×100%=299.37%

 

短期支払い能力については、300%近くもあるため問題なさそうです。

 

コナカの固定比率

固定比率=固定資産÷自己資本×100%

⇒40,427÷48,696×100%=83.02%

 

固定比率についても、100%以内に収まっており、自己資本で固定資産を賄えていると言えます。

 

コナカの効率性分析

効率性分析では、棚卸資産回転日数と総資産回転数について見ていきます。

 

コナカの棚卸資産回転日数

棚卸資産回転日数=棚卸資産÷売上高×365日

⇒19,068÷65,145×365日=106.84日

 

小売業界としては、長いように感じます。

同じ業界である、洋服の青山の直近での棚卸回転日数は29.14日とコナカの約1/3となっています。

 

しかし、スーツ業界ですと店舗に数多くの記事を置かなければお客さんに見てもらう機会が減ってしまうことから、このような形になったのかもしれません。

 

コナカの総資産回転数

総資産回転数=売上高÷総資産

⇒65,145÷73,793=0.88回転

 

目安の1回転は欲しいなと思いますが、コナカは全国に388店舗もあり、固定資産も多いことから納得出来るような回転数かなと感じます。

 

コナカの収益性分析

収益性分析では、各売上高利益率と自己資本利益率(ROE)について見ていきます。

 

コナカの売上高利益率

当期利益率 前期利益率
売上総利益率 54.53% 54.87%
営業利益率 1.38% 2.55%
経常利益率 2.10% 3.59%
税引き前当期純利益(損失)率 -0.03% 1.74%
税引き後当期純利益(損失)率 -0.73% 1.40%

 

今期は最終的に損失という結果となってしまいました。

特に、営業利益率が今期も前期も低い事が気になります。人件費や減価償却費、借店舗の場合は家賃の発生などが多いのではないかと考えられます。

 

コナカの自己資本利益率(ROE)

ROE(自己資本利益率)=売上高当期純利益率(税引き後当期純利益÷売上高)×総資産回転数(売上高÷総資産)×財務レバレッジ(総資産÷純資産)

⇒−493÷65,145(売上高利益率)×73,793÷65,145(総資産回転数)×73,793÷48,696(財務レバレッジ)

⇒-0.76%(売上高利益率)×0.88回転(総資産回転数)×151.54%(財務レバレッジ)

=-0.97%

 

売上高利益率がマイナスになっているため、ROEについてもマイナスの結果となっています。

どの項目的にも、全体的に底上げをして欲しいなという印象です。

 

コナカの成長性分析

成長性分析では、売上高伸び率と総資産伸び率についてみてきます。

 

コナカの売上伸び率

売上高伸び率=(当期売上高-前期売上高)÷前期売上高×100%

⇒(65,145-68,130)÷68,130×100%=-4.38%

 

収益性の面からみても今期は前期を下回りましたが、成長性の面で見ても、前期よりも下回っています。

最近は、悪天候事情やクールビスなどによってスーツの需要が減ってきていることも要因の一つではないかと推測します。

 

コナカの純資産伸び率

コナカの総資産伸び率=(当期末総資産-前期末総資産)÷前期末総資産×100%

⇒(48,696-48,729)÷48,729×100%=-0.07%

 

純資産についても、微減しています。

その他有価証券評価差額金でプラスにはなっているのですが、利益剰余金面でマイナスになっています。

 

コナカについてまとめ

 

安全性については大丈夫といえそうでしたが、その他の面では少々不安が残る結果となりました。

 

来期以降、新たな打ち手が出されて改善していくことに期待して今後の動向を楽しみにしていきたいところです!

 

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