仕訳

簡単♪勘定科目 仕訳連載①現金預金・手形・売掛買掛金について

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こんにちは!

これまで、企業の財務諸表をもとにして財務分析をご紹介してきました。

次のフェーズとして、財務分析に使用する財務諸表を作るために経理や財務が行っている仕訳処理と勘定科目についてご紹介していきたいと思います。

 

財務諸表で何気な~く見ている売上高や現金預金、建物や未払金などの勘定科目は、この仕訳を毎期継続して作り(切り)続けることで最終的な純合計や残高として財務諸表へ載ってきます。

 

そこで、財務諸表へ載ってくる勘定科目は、どのような取引でどのような処理を得て作成されているのかについて、今回から何回かに分けてご紹介していきます。

 

この連載を通して、経理や財務でなくても自分が使っている経費はどのように処理され財務諸表のどの部分に反映されているかなどについて知り、日常のお仕事などで簿記の判断や処理について役に立てていただけたらと思っています。

 

勘定科目:現金預金について

 

現金預金については、馴染みが深いかと思います。

 

会社の現金口座にあずけている預金のことを指しますが、細かく見てみると、下記のようになります。

 

現金:通貨・通貨代用証券※1

※1通貨代用証券:金融機関へ要求すると即時に現金化できる証券

(ex.送金小切手・配当金領収証・他人振出当座小切手・送金為替手形・トラベラーズチェック・社債利札など)

小口現金:日常的に発生する少額経費の支払いのために区分された現金

当座預金:商取引城の決済を目的とした無利息の預金

普通預金:私達個人が所有している口座と同様な有利息な預金

定期預金:一定期間払い戻しができない期限のついた預金

 

現金預金の会計処理

 

現金預金の会計処理は、取引上で現金預金の入出金があった場合に発生します。

 

●売掛金が普通預金に入金されたとき。

(借)現金預金 1,000 / (貸)売掛金 1,000

●消耗品を購入して普通預金から支払ったとき。

(借)消耗品費 1,000 / (貸)現金預金 1,000

 

実務でよく使用される小口現金の処理

 

実務上では、営業所ごとや店舗ごとに小口現金を設定して月に一度精算をしたりしていませんか?

 

仮払精算や店舗経費精算など、名称は会社ごとに異なるかと思いますが、一定額の現金を支給してもらい、この現金で細かな経費分を支払っているのであれば小口現金と同じ扱いとなります。

 

例を挙げてみます。

①毎月初に10,000円小口が設定されており、以下のような経費を使った場合

・営業所で使用する文房具を買った 540円

・取引先へ郵便物を送った 1,260円

・契約書に貼る、収入印紙を買った 2,000円

②そして、上記を引いて月末に帳簿上では6,200円だったのに対し、実際の現金は6、000円で200円の差が調べても原因不明だった場合

 

上記①・②のケースの場合仕訳は以下のようになります。

 

消耗品費  540 / 小口現金  4,000

通信費  1,260

租税公課 2,000

雑損失  200

原因不明の金額差は、雑損失または雑収入へ振り返られます。しかし、差額があまりにも大きいと経理の方で問題となることが有り、原因究明のために時間を多くかけなければらくなってしまう可能性があるため、過不足ないように管理は徹底することが重要です!

 

勘定科目:受取手形・支払手形について

 

手形で受け取る支払うというには、言葉は知っていても、日常ではあまりしっくりとこない方が多いかと思います。

 

現代では、多くは掛け取引がメインとなって来ていたりするため、そもそも手形って?という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

手形ってそもそもなに?

 

手形とは、将来の特定の日(支払日)に支払うことが定められている証券のことです。

 

種類は約束手形為替手形の2種類があります。

約束手形:手形の振出人(支払う人)名宛人(受取る人)に対し、期日通りに一定の金額の支払いを約束する証券

為替手形:手形の振出人(手形を作成した人)名宛人(支払う人)に対し、

期日通りに一定の金額を指図人(受取る人)支払うことを委託する証券

 

現代では掛け取引が行われていることが主流となっていますが、一部の建設業などで使われています。

 

手形で支払うメリットは、掛けと似ているのですが支払う会社の信用から支払いを先延ばしにすることができることです。

 

例えば、30日後に500万円の入金が見込まれており、支払いはこの入金でと考えたときに手形であれば60日後など、掛けよりもずっと先にすることができます。

これは、資金繰り上でとても便利に働きます。

 

特定の日ぴったりに払うことが前提となるため、支払われる日よりも早く現金が欲しいとなった場合には、金融機関に持ち込んで「手形の割引」とっ言う形で支払期日までの利子分を差し引かれた残額を受け取ることができます。

 

更に「手形の裏書」と言って、受け取った手形を別の取引先からの仕入れなどの支払いに当てることもできます。

 

また支払う側としては、期日までに資金が用意できなければ「手形の不渡り」という扱いとなり、6ヶ月(半年)以内に2回不渡りを出してしまうと、2年間金融機関との当座取引や融資が行えなくなってしまいます。

金融機関と取引ができなくなると、倒産リスクも高まりますので注意したいところです!

 

手形の会計処理

 

手形の会計処理では、以下のケースで発生します。(例題)

 

①商品を売上げ、2,000円分の手形を受け取った

②①の手形が現金化された

③商品を仕入れ、3,000円分の手形を支払った

④③の手形の期限が到来したため支払った

 

仕訳は下記のとおりです。

 

① (借)受取手形 2,000 / (貸)売上高 2,000

② (借)当座預金 2,000 / (貸)受取手形 2,000

③ (借)仕 入 3,000 / (貸)支払手形 3,000

④ (借)支払手形 3,000 / (貸)当座預金 3,000

 

手形を割り引いた場合や裏書きをした場合は、以下のようになります。

 

⑤取引先から受け取った手形4,000円分を、資金が必要になったため期日前に

金融機関に持ち込んで現金化した。その際手数料3%分差し引かれた。

⑥取引先に対する買掛金の支払のために、別の取引先から受け取っていた手形5,000を裏書譲渡した。

 

 

 

仕訳は下記の通りです。

 

⑤ (借)当座預金 3,880 / (貸)受取手形 4,000

手形売却損 120

⑥ (借)買掛金 5,000 / (貸)受取手形 5,000

 

勘定科目:売掛金・買掛金について

 

売掛金・買掛金については、何となくイメージを持たれている方は多いかもしれません。

 

会社の信用が認められることによって、掛けによる売買ができるようになります。

 

通常商品の売買は、商品の引渡しと同時にその対価であるお金などを支払う(または受取る)のですが、資金繰りの観点などから支払いを後日にするのが掛け取引です。

 

 

企業では、「当月末締め翌月末払い」という言葉を良く聞きませんか?

 

これは、当月中に発生した商品の売買によって支払う(または受取る)ことが決まった債権(または債務)を翌月末に支払う意味です。

 

掛け取引の会計処理

 

例題を見てみましょう。

①取引先から、商品3,000円分を掛けにより仕入れた。

②①で生じた買掛金3,000円を当座預金から支払った。

③取引先へ、商品6,000分を掛けにより売り上げた。

④③で生じた売掛金6,000円が、当座預金へ振り込まれた。

 

上記①~④の仕訳処理は、下記のとおりです。

 

① (借)仕 入 3,000 / (貸)買掛金 3,000

② (借)買掛金 3,000 / (貸)当座預金 3,000

③ (借)売掛金 6,000 / (貸)売上高 6,000

④ (借)当座預金 6,000 / (貸)売掛金 6,000

 

未払金や未収金とは違う?

 

掛け取引の内容を聞いて、あれ?と思われた方もいるかと思います。

 

うちの会社では、未払金や未収金で計上しているよ!

 

という方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

買掛金や売掛金は、未払金や未収金ととても似た勘定科目ですが、次のように違いが生じます。

 

売掛金&買掛金:会社の主な営業取引で発生した債権債務(売上や仕入れ、外注費などの売上原価項目)

未収金&未払金:会社の営業取引以外で発生した債権債務(人件費や消耗品、会社建物の家賃等の販売管理費項目)

 

 

未払金や未収金であげているというのは、販売管理費に当てはまるものが多いからだと思われます。

 

まとめ

 

次回は、借入金貸付金・固定資産についてご紹介していきます!

 

ぜひ参考にしてみてください。

 

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