仕訳

簡単♪勘定科目 仕訳連載③商品について

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今回は、ほとんどの会社で抱えている商品について、値引きや割引きの違いなどについてまとめていきます!

 

勘定科目:商品について

 

商品といえば、会社がなにを作って販売しているかにもよりますが、営業活動をする上で根本となる勘定科目です。

 

対企業か対個人によっても認知度は変わってきますが、会社の顔とも言えるのが商品です。

 

例えば、ミルクキャラメルといえば、森永のミルクキャラメルが思い浮かぶ人が多いと思います。

 

また、製造業であれは、商品を製造する工程が生じます。

その場合、完成したものは商品として科目に計上されますが、つくり途中の製品については、仕掛品といった作り途中であることを示す科目で計上されます。

 

会計上、商品を計上する方法は大きく4種類に分けられます。

 

分記法:商品売買取引を「商品」「商品販売益」という科目で記帳する方法。商品売買の都度、商品販売益を算定する。決算整理仕訳は不要

売上原価対立法:商品売買取引を「商品」「売上原価」「売上」という科目で記帳する方法。商品売買の都度、売上原価を算定する。決算整理仕訳は不要

二分法:商品売買取引を「商品」「売上」という科目で記帳する方法。決算整理を行い、この時に売上原価を算定する。

三分法:商品売買取引を「繰越商品」「仕入」「売上」という科目で記帳する方法。決算整理を行い、この時に売上原価または仕入を算定する

 

実務を行う上では、一般的に三分法が使用されることが多いです。

 

この、三分法について具体的な処理を見てみましょう。

 

三分法による商品の会計処理

 

①期首商品棚卸高10,000円

②商品100,000円を掛けで仕入れた。

③商品90,000円分を100,000円で掛け売り上げた。

④期末商品棚卸高20,000円

 

これを三分法に当てはめて仕訳を切ると下記のようになります。

① 仕訳なし(B/S上に繰延商品10,000円計上されている。)

② 仕入 100,000 / 買掛金 100,000

③ 売掛金 100,000 / 売上 100,000

④ 仕入 10,000 / 繰越商品 10,000

繰越商品20,000 / 仕入 20,000 (決算整理仕訳)

 

上記の仕訳を切ることにより、仕入勘定は

100,000(仕入れ分)+10,000(期首商品)-20,000(期末商品)=90.000円(売上分に対応する原価)

 

と決算整理仕訳により計算されます。

 

商品の値引き・返品・割戻しの処理

 

商品を仕入れたり売り上げたりするうえで、何らかの手違いや不良品などによって元の仕入れ売上の値段が変わることはよくあります。

 

これらの事象が起きるときには、次に紹介をする3パターンが当てはめられます。

 

値引き:商品の破損や品質不良等から代金の一部免除

返品:数量違いや種類の違いによる商品の返品

割戻し(り):一定以上の数量や金額に達した際に、商品代金を一部免除する

 

上記3パターンに該当する場合は、

仕入れと売上げ時に下記の仕訳を切ります。(掛けで仕入れ・売り上げた場合)

仕入れ時: 買掛金10,000 / 仕入 10,000

売上げ時: 売上 10,000 / 売掛金 10,000

 

値引き・返品・割戻し(り)の際には、どのパターンであっても同じ仕訳が切られます。

 

商品の割引きとは性質が異なるため注意を

 

値引き・返品・割戻しと似たようなもので、「割引き」というものが取引上で発生することがあります。

 

こちらも一見、値引き等と同じように処理するのでは?と思いがちなところですが、割引きは性質が異なるため、同じように処理することはありません。

 

割引き:元々の支払い期限前に支払いをすることによって、商品代金を安くすること。

 

上記の定義から割引は、商品の代金を安くすることが目的とされており、商品そのものを安くする値引きや割り戻しとは性質が異なるのです。

 

 

仕訳例を見てみましょう。

商品仕入れ10,000円を掛けで行った代金を、支払日より早く支払ったため、500円の値引きを受けた。

⇒ 買掛金 10,000 / 現金預金 9,500

/ 仕入割引 500(営業外収益に該当)

 

上記のとおり、仕入金額自体は10,000円であることに変わりはなく、商品の支払い金額(買掛金)自体に変更はありません。

 

今回は買掛金を使用しましたが、売掛金の場合には「売上割引」となり、営業外費用に計上されます。

 

商品についてまとめ

 

商品については、実務上では毎月か毎期ごとに繰越商品として原価計上することが多いかと思います。

 

ある程度機械的な処理になってしまい考えなくても仕訳は切れてしまいますが、今後は機械的でも「この仕訳を切る意味」を考えながら仕訳を切っていけば、これまでよりも経理に対する興味なども湧いてくると思います。

 

また、値引きや割引きといった似たようで異なるものについても人に説明できるようにしておけば、自分自身のスキルの一つとなります。

 

会計の知識をつけていくと、自分でも思いもよらないところで役に立つことが出てきます。

 

これを機に、会計について興味を持っていただけたら嬉しいです。

 

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

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