財務分析

ネット通販ZOZOタウンで一躍大企業へ!スタートトゥデイ(現:ZOZO)の財務分析

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ZOZOタウンといえば、今では誰もが聞いたことがあるかと思います。

代表である、前澤友作社長も女優の剛力彩芽さんとお付き合いをしていることや、超有名絵画を約124億円で落札されたり、最近では、月への旅行をする一般人第一号としても選ばれたことなどで話題の社長です。

 

話題性に欠かない社長を筆頭に、経営しているスタートトゥデイの財務諸表を今回は分析していきたいと思います。

 

また、2018年10月に株式会社スタートトゥデイから株式会社ZOZOへ社名変更されました。

 

ZOZOの企業情報

代表の前澤友作がバンド活動のかたわらで始めた、輸入レコード・CDのカタログ販売をきっかけに事業が始まる。2000年にインターネット通販に切り替え、アパレル販売を中心に会社は成長。2011年3月期の売上高は238億円(前期比38.7%)、会員数は313万人となっている。

広告としてテレビCMなどを展開。また、物流においては、アウトソーシングせず、すべて自社で行うことで、作業の効率化をはかっているとしている。

 

ZOZOの財務諸表

下記は、平成30年3月期の決算短信から一部を抜粋したものです。

売上や利益が伸びているのはもちろん、総資産の増加具合がすごいですね。

 

ZOZOの財務分析

安全性、効率性、収益性、成長性の4視点から分析していきます。

 

ZOZOの安全性分析

安全性分析では、流動比率と固定比率について見ていきます。

 

ZOZOの流動比率

流動比率=流動資産÷流動負債×100%

⇒55,278÷27,243×100%=227.48%

 

流動比率は200%を超えていると短期支払い能力が十分にあるとされるため、zozoの短期支払い能力は安心できると言えます。

 

ZOZOの固定比率

固定比率=固定資産÷純資産×100%

⇒15,439÷40,810×100%=37.83%

 

固定比率についても、50%以下であることから、自己資本で完全に賄えていることとなり、安全性は高いものと判断されます。

 

ZOZOの効率性分析

効率性分析では、棚卸資産回転日数と総資産回転数を見ていきます。

 

ZOZOの棚卸資産回転日数

棚卸資産回転日数=棚卸資産÷売上高×365日

⇒2,194÷98,432×365日=8.14日

小売業界の平均は、2014年版のもので18.41日となっていますが、8.14日はだいぶ異例の速さで商品が回転していることを示しています。

ネット通販であり、なおかつ商品の発送も迅速に行われることから、売れる商品の傾向だとか在庫の抱え方も管理された上で運営されているのではないかと予測できます。

 

ZOZOの総資産回転数

総資産回転数=売上高÷総資産

⇒98,432÷70,718=1.39回転

 

1回転を超えていれば、効率的に資産を使えていると判断できるため、1.39回転は十分効率的にまわっていると考えられます。

 

ZOZOの収益性分析

収益性分析では、各売上高利益率を前期と比較したものと、自己資本利益率(ROE)について見ていきます。

 

ZOZOの売上高利益率

当期利益率 前期利益率
売上総利益率 91.91% 90.60%
営業利益率 33.19% 26.55%
経常利益率 33.26% 34.61%
税引き前当期純利益率 28.87% 32.28%
税引き後当期純利益率 20.48% 22.30%

通常の営業活動で得た営業利益までは今期が上回っていますが、経常利益以降は前期の方が上回っています。

 

これは、前期の為替差益による営業外収益、関係会社株式や投資有価証券の売却による特別利益が上がったことや、今期の投資有価主権評価損や前渡金評価損などによる特別損失が多く計上されたためです。

 

ZOZOの自己資本利益率(ROE)

ROE(自己資本利益率)=売上高当期純利益率(税引き後当期純利益÷売上高)×総資産回転数(売上高÷総資産)×財務レバレッジ(総資産÷純資産)

⇒20,156÷98,432(売上高利益率)×98,432÷70,718(総資産回転数)×70,718÷40,810(財務レバレッジ)

⇒20.48%(売上高利益率)×1.39回転(総資産回転数)×173.29%(財務レバレッジ)

=49.39%

 

驚異的な数値です。8%が日本企業の目安と言われている中で50%近くも出せている企業はなかなかいないと思われます。

 

ここまで高い要因としては、売上高利益率が20%という高さと総資産回転数の高さです。

総資産に対して効率的な売上が上げられ、売上に対して高い利益率が上げられており、とても高い経営技術がある会社なのではと予測できます。

 

ZOZOの成長性分析

成長性分析では、売上高伸び率と純資産伸び率について見ていきます。

 

ZOZOの売上高伸び率

売上高伸び率=(当期売上高-前期売上高)÷前期売上高×100%

⇒(98,432-76,393)÷76,393×100%=28.85%

 

30%近くも伸びていることから、急成長企業と言えるでしょう。

これは、一般消費者であるユーザー側にもブランド側にも両方にとって魅力的なサイト作りをしたことや、積極的な新規店舗展開、そしてブランドクーポン等のプロモーションを効率的に実施したことが要因とされています。

 

ZOZOの純資産伸び率

純資産伸び率=(当期純資産-前期純資産)÷前期純資産×100%

⇒(40,810-29,868)÷29,868×100%=36.63%

 

こちらについても、素晴らしい伸び率と言えます。

 

この要因としては、自己株式を全て手放したことが主な理由となっております。おそらく消却です。

既存の株主に不利益はないと考えられ、取締役会の決議によって決定されます。

消却をすることによって、他の株式の単価は上がることとなります。

 

ZOZOについてまとめ

何かと多くの話題をもつZOZOは、今後更にシェアの拡大や、他業界への進出をしていくのではないかと考えています。

以前前澤社長が球団を作りたいといっていたニュースを聞いたことがあるのですが、こちらも数年後には実現することになっているかもしれません・・・

 

今後のZOZOの成長の成長が待ち遠しいですね!

 

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